なりすましECサイトを作られてしまう事案が増えている。
ECサイトを運営している中小企業の皆さんは、要注意だ!
セキュリティトピックは今回が初配信だ。
今後注意情報を配信していくので、よろしく頼む。
なりすましECサイト確認!
さて、私のところに来る相談で、
「会社で運営しているECサイトをコピーした偽サイトを作られた!」
「当社で売っている商品がやたら安くネット販売されており、よく見たら連絡先電話番号が当社のものになっている!」
「偽サイトで商品を注文した人が、商品が届かないと当社にクレームを入れてきた!」
というものが増加しているんだ。
ネット上を調査してみると、確かに偽サイトが公開されているのが確認できる。
こういった偽サイトは、「なりすましECサイト」と呼ばれている。
ここで注文したお客さんは、偽サイト作成者が指定した口座にお金を振り込むが、偽サイト作成者は最初から商品を送るつもりがない。
そこでお客さんは、サイトに書いてある本物のサイト運営者に苦情を入れることになる。
その結果、だまされたことに気が付くわけだ。
対策方法は・・・
どうすればこうした被害を防ぐことができるかって?
いや、それが難しい。
あなたの会社のECサイトの構成情報などは、ネット上でだれでも見ることができるから、多少知識があれば、なりすましサイトを作ることができてしまう。
・・・ではどうするか。
偽サイトが作られた場合、取るべき対策はこうだ。
- 自社サイト上で注意喚起
なりすましECサイトが存在している旨を説明し、自社とは関係がないサイトであることを明記しよう。 - 問い合わせには誠実に対応
だまされてしまったお客さんには、きちんと事情を説明し、誠実に対応しよう。 - 削除要請
なりすましECサイトが公開されているプロバイダ等に削除要請を行おう。
半端な理由では削除に応じてくれないので、法律の専門家に相談するなどして、有効な削除要請を行うことが重要だ。
捜査機関にも相談を
お客さんがだまされてしまった場合、お客さんが詐欺事件の被害者となることが多い。
お客さんには、警察に被害相談をするようアドバイスをしてほしい。
また、偽サイトを作られてしまったということで、あなたの会社でも警察に相談してみることをお勧めする。
ここまで説明した内容は、以下の関連リンク先でさらに詳しく説明されている。あわせて確認してみてほしい。