POINT1:なりすましECサイトに注意!
実在するサイトの外観を装った「なりすましECサイト」。その被害が増加しています。
これらは既存のECサイトの模倣などによって消費者を誤認させ、商品代金を騙しとったり、模倣品、海賊版その他購入しようとした品と全く別個の物を送りつけてきたりします。
また、こうした手口だけでなく、クレジットカード決済ができるかのように見せかけて消費者側のカード情報等を入力させるサイトも確認されています。
その他の特徴としては
- 支払い方法が銀行振り込みのみになっている
- 問い合わせ先のメールアドレスがフリーメールアドレス
- フォームの崩れやリンク切れなどWebサイトの作り方に粗雑な点が見られる
などが挙げられます。
出典:セーファーインターネット協会/なりすましEC対策協議会「なりすましECサイトに注意!」より
POINT2:なりすましECサイトの対策を怠ると企業側も大きな不利益を被る可能性が...
なりすましECサイトの被害者は、消費者だけではありません。なりすまされた企業側にも大きな不利益が生じる可能性があります。
なりすましECサイトへの対策を放置すると
- 売上減少
- 信頼失墜
- 被害者からのクレーム・問い合わせ殺到
といった事態が生まれる可能性があります。
ECサイトの来訪者への注意喚起など積極的な対策が重要です。
< なりすましECサイトを撃退せよ! >
なりすましECサイトを撃退するには、積極的なアクションが重要だ。
より具体的には
- 来訪者への注意喚起
- 迅速な問い合わせ対応
- プロバイダへの削除要請
の3つが考えられる。
また、警察に情報提供することで、当該サイトの銀行口座の停止やウイルス対策ソフトやフィルタリング製品への反映がされる場合があり、被害拡大防止が期待できる。
一般社団法人セーファーインターネット協会/なりすましECサイト対策協議会「なりすましECサイト対策マニュアル」(2015年3月)
⇒ MISSION 1-13 中小企業におけるサイバー攻撃被害の例