独立行政法人情報処理推進機構(IPA)から、パソコンの画面全体に偽のメッセージが表示され操作不能になる手口の増加に伴い、注意喚起が行われています。
1. 概要
IPAがパソコンの画面全体に操作不能の偽メッセージが表示される手口の対処法について公開しています。
2. 手口
- 「操作不能の偽メッセージ」とは
2024年6月から、パソコンを使用中に突然、画面全体に偽のメッセージが表示されて、キーボードやマウスの操作を一切受け付けなくなり、電源を入れなおして再起動しても状況が変わらない。 - 偽メッセージ表示内容
メッセージには、マイクロソフトサポートへ電話をするように嘘のメッセージがあることから、これまでの「サポート詐欺(別名:偽のセキュリティ警告)」と同様にIPAに相談が寄せられていますが、ウェブブラウザに偽の警告を表示していたものとは手口が異なり、これまでのサポート詐欺の手口でご案内した対処が通用しないことが確認されています。
操作不能の偽りメッセージ画面事例については、IPAのホームページ
(https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2024/mgdayori20240917.html)
に掲載されているので、確認してください。
3. 対策方法
IPAは意図せずダウンロードされたファイルを実行したり、身に覚えのないメッセージやメールに添付されているファイルやURLはクリックしたりしないよう呼び掛けています。実際に遭遇した場合は、偽メッセージに書かれた電話番号には絶対に電話をかけないようにしてください。PCはネットワークから切断し、遠隔操作ができないようにした上で、初期化するよう勧めています。
- パソコンの画面全体に偽のメッセージが表示され操作不能になる手口が増加中
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2024/mgdayori20240917.html