掲載情報の概要
- 掲載日:
- 2025-02-27
- 掲載趣旨
- ASMは、企業のデジタル資産を包括的に把握し、潜在的な脆弱性を特定してリスクを管理するための手法であり、中小企業においてもセキュリティ対策の効率化が期待できる。
- 分類
- 予防対策相談、情報請求
- 参照元
- 気づかぬうちに被害者に!? ASMと脆弱性診断活用のすすめ【 東京都中小企業サイバーセキュリティフォローアップ事業】(2025年2月10日)等
質問内容
ASMの導入意義と活用方法、また、ASMの具体的な導入に当たっての留意点は?回答内容
ASM(アタックサーフェスマネジメント)とは
ASMは、企業のデジタル資産を包括的に把握し、潜在的な脆弱性を特定してリスクを管理するための手法です。主なプロセスは以下の通りです。- 攻撃面の発見: インターネットからアクセス可能なIT資産をリスト化
- 攻撃面の情報収集: 発見したIT資産の詳細な情報を収集
- 攻撃面のリスク評価: 収集した情報を基にリスクを評価
- リスクへの対応: 評価結果に基づき、具体的な対策
導入意義
セキュリティの強化:
- 企業のデジタル資産を包括的に把握し、潜在的な脆弱性を特定することで、サイバー攻撃からの防御力を高めます。
リスク管理の向上:
- 継続的なモニタリングとリスク評価により、リアルタイムでのリスク対応が可能となり、リスク管理の精度が向上します。
コスト削減:
- 早期に脆弱性を発見し、対策を講じることで、サイバー攻撃による被害や修復コストを削減できます。
コンプライアンス対応:
- 法規制や業界標準に準拠するための支援を行い、コンプライアンス違反のリスクを低減します。
活用方法
攻撃面の可視化
- 企業が保有する全てのデジタル資産をリスト化し、どの部分が攻撃対象となりうるかを明確にします。
継続的な脆弱性検出
- 定期的なスキャンと評価を行い、新たな脆弱性を迅速に発見します。
自動化されたモニタリング
- 自動化されたツールを使用して、攻撃対象範囲を常時監視し、異常な動きや新たな脆弱性が発生した際にアラートを発信します。
攻撃シミュレーション
- 実際の攻撃シナリオをシミュレーションし、リスクの高い部分に対する防御力を強化します。
レポート作成
- リスク管理の状態を可視化するためのレポートを作成し、経営層や関係者に対して現状を報告します。
導入手順
攻撃面の発見
- インターネットからアクセス可能な全てのIT資産をリスト化します。これには、公開されているサーバー、ネットワーク機器、IoTデバイスなどが含まれます。
攻撃面の情報収集
- 発見したIT資産に関する詳細な情報を収集します。これには、IPアドレス、ドメイン名、ソフトウェアバージョン、設定情報などが含まれます。
攻撃面のリスク評価
- 収集した情報をもとに、各IT資産の脆弱性やリスクを評価します。リスクの高い部分を特定し、優先順位をつけます。
リスクへの対応
- 評価結果に基づき、具体的な対策を講じます。これには、脆弱性の修正、設定の変更、アクセス制御の強化などが含まれます。
継続的なモニタリングと改善
- 攻撃面のモニタリングを継続的に行い、新たな脆弱性やリスクを早期に発見します。また、定期的に評価と対策を見直し、セキュリティ体制を強化します。
導入のポイント
- 自動化ツールの活用
- ASMツールを活用することで、攻撃面の発見や情報収集、リスク評価を効率的に行うことができます。
- 専門知識の活用
- ASMの導入には、セキュリティに関する専門知識が必要です。必要に応じて、専門家の支援を受けることも検討しましょう
ASM製品の選択基準
検出範囲の広さ
- 製品がどの範囲までIT資産を検出できるかを確認します。例えば、クラウド環境やIoTデバイスも含めて検出できるかどうかが重要です。
情報収集と可視化
- 検出したIT資産に関する情報をどれだけ詳細に収集し、可視化できるかを確認します。ダッシュボードやレポート機能が充実していると便利です。
リスク評価と優先順位付け
- 脆弱性のリスク評価がどれだけ正確に行えるか、また、リスクの優先順位付けができるかを確認します。これにより、効率的な対策が可能になります。
自動化機能
- 継続的なモニタリングやアラート機能が自動化されているかを確認します。自動化により、迅速な対応が可能になります。
攻撃シミュレーション
- 実際の攻撃シナリオをシミュレーションできる機能があるかを確認します。これにより、脆弱性の実際のリスクを評価しやすくなります。
使いやすさとサポート
- ユーザーインターフェースが使いやすいか、また、サポート体制が充実しているかを確認します。導入後のサポートがしっかりしていると安心です。
導入時の留意点
IT資産の誤検出
- ASMツールが誤ってIT資産を検出する可能性があります。これにより、実際には存在しない脆弱性が報告されることがあります。
検出方法の確認
- ASMツールがどのようにIT資産を検出するかを理解しておくことが重要です。特に、インターネットからアクセス可能な資産に焦点を当てるため、内部ネットワークの資産は対象外となる場合があります。
リスク評価のタイミング
- リスク評価(スキャン)の実施タイミングを適切に設定することが重要です。定期的なスキャンを行うことで、新たな脆弱性を早期に発見できます。
スキャン内容と正確性
- スキャン内容が正確であることを確認し、誤検出や過剰なアラートを防ぐために、スキャン結果を慎重に評価する必要があります。
脆弱性診断との併用
- ASMは脆弱性診断を補完するものであり、完全に代替するものではありません。通常の脆弱性診断と併用することで、より強固なセキュリティ対策が実現できます。
専門知識の活用:
- ASMの導入にはセキュリティに関する専門知識が必要です。必要に応じて、専門家の支援を受けることも検討しましょう。
備考
さらに詳しい情報は、「参考になる情報」にあるサイトをご確認ください。参考になる情報
- 「ASM(Attack Surface Management)導入ガイダンス~外部から把握出来る情報を用いて自組織のIT資産を発見し管理する~」を取りまとめました【 METI】(2023年5月29日)
- 気づかぬうちに被害者に!? ASMと脆弱性診断活用のすすめ【 東京都中小企業サイバーセキュリティフォローアップ事業】(2025年2月10日)
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