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セキュリティの部屋

【QA】ASMの導入意義と活用方法、また、ASMの具体的な導入に当たっての留意点は?

掲載情報の概要

  • 掲載日:
    • 2025-02-27
  • 掲載趣旨
    • ASMは、企業のデジタル資産を包括的に把握し、潜在的な脆弱性を特定してリスクを管理するための手法であり、中小企業においてもセキュリティ対策の効率化が期待できる。
  • 分類
    • 予防対策相談、情報請求
  • 参照元

質問内容

ASMの導入意義と活用方法、また、ASMの具体的な導入に当たっての留意点は?

回答内容

ASM(アタックサーフェスマネジメント)とは

ASMは、企業のデジタル資産を包括的に把握し、潜在的な脆弱性を特定してリスクを管理するための手法です。主なプロセスは以下の通りです。
  • 攻撃面の発見: インターネットからアクセス可能なIT資産をリスト化
  • 攻撃面の情報収集: 発見したIT資産の詳細な情報を収集
  • 攻撃面のリスク評価: 収集した情報を基にリスクを評価
  • リスクへの対応: 評価結果に基づき、具体的な対策

導入意義

  1. セキュリティの強化:

    • 企業のデジタル資産を包括的に把握し、潜在的な脆弱性を特定することで、サイバー攻撃からの防御力を高めます。
  2. リスク管理の向上:

    • 継続的なモニタリングとリスク評価により、リアルタイムでのリスク対応が可能となり、リスク管理の精度が向上します。
  3. コスト削減:

    • 早期に脆弱性を発見し、対策を講じることで、サイバー攻撃による被害や修復コストを削減できます。
  4. コンプライアンス対応:

    • 法規制や業界標準に準拠するための支援を行い、コンプライアンス違反のリスクを低減します。

活用方法

  1. 攻撃面の可視化

    • 企業が保有する全てのデジタル資産をリスト化し、どの部分が攻撃対象となりうるかを明確にします。
  2. 継続的な脆弱性検出

    • 定期的なスキャンと評価を行い、新たな脆弱性を迅速に発見します。
  3. 自動化されたモニタリング

    • 自動化されたツールを使用して、攻撃対象範囲を常時監視し、異常な動きや新たな脆弱性が発生した際にアラートを発信します。
  4. 攻撃シミュレーション

    • 実際の攻撃シナリオをシミュレーションし、リスクの高い部分に対する防御力を強化します。
  5. レポート作成

    • リスク管理の状態を可視化するためのレポートを作成し、経営層や関係者に対して現状を報告します。
ASMを導入することで、企業は攻撃者視点で脆弱性を把握し、リアルタイムでリスクに対応できる体制を整えることができます。これにより、企業のセキュリティ体制が強化され、サイバー攻撃による被害を未然に防ぐことが期待できます。

導入手順

  1. 攻撃面の発見

    • インターネットからアクセス可能な全てのIT資産をリスト化します。これには、公開されているサーバー、ネットワーク機器、IoTデバイスなどが含まれます。
  2. 攻撃面の情報収集

    • 発見したIT資産に関する詳細な情報を収集します。これには、IPアドレス、ドメイン名、ソフトウェアバージョン、設定情報などが含まれます。
  3. 攻撃面のリスク評価

    • 収集した情報をもとに、各IT資産の脆弱性やリスクを評価します。リスクの高い部分を特定し、優先順位をつけます。
  4. リスクへの対応

    • 評価結果に基づき、具体的な対策を講じます。これには、脆弱性の修正、設定の変更、アクセス制御の強化などが含まれます。
  5. 継続的なモニタリングと改善

    • 攻撃面のモニタリングを継続的に行い、新たな脆弱性やリスクを早期に発見します。また、定期的に評価と対策を見直し、セキュリティ体制を強化します。

導入のポイント

  • 自動化ツールの活用
    • ASMツールを活用することで、攻撃面の発見や情報収集、リスク評価を効率的に行うことができます。
  • 専門知識の活用
    • ASMの導入には、セキュリティに関する専門知識が必要です。必要に応じて、専門家の支援を受けることも検討しましょう
ASMを導入することで、企業は攻撃者視点で脆弱性を把握し、リアルタイムでリスクに対応できる体制を整えることができます。これにより、企業のセキュリティ体制が強化され、サイバー攻撃による被害を未然に防ぐことが期待できます。

ASM製品の選択基準

  1. 検出範囲の広さ

    • 製品がどの範囲までIT資産を検出できるかを確認します。例えば、クラウド環境やIoTデバイスも含めて検出できるかどうかが重要です。
  2. 情報収集と可視化

    • 検出したIT資産に関する情報をどれだけ詳細に収集し、可視化できるかを確認します。ダッシュボードやレポート機能が充実していると便利です。
  3. リスク評価と優先順位付け

    • 脆弱性のリスク評価がどれだけ正確に行えるか、また、リスクの優先順位付けができるかを確認します。これにより、効率的な対策が可能になります。
  4. 自動化機能

    • 継続的なモニタリングやアラート機能が自動化されているかを確認します。自動化により、迅速な対応が可能になります。
  5. 攻撃シミュレーション

    • 実際の攻撃シナリオをシミュレーションできる機能があるかを確認します。これにより、脆弱性の実際のリスクを評価しやすくなります。
  6. 使いやすさとサポート

    • ユーザーインターフェースが使いやすいか、また、サポート体制が充実しているかを確認します。導入後のサポートがしっかりしていると安心です。

導入時の留意点

  1. IT資産の誤検出

    • ASMツールが誤ってIT資産を検出する可能性があります。これにより、実際には存在しない脆弱性が報告されることがあります。
  2. 検出方法の確認

    • ASMツールがどのようにIT資産を検出するかを理解しておくことが重要です。特に、インターネットからアクセス可能な資産に焦点を当てるため、内部ネットワークの資産は対象外となる場合があります。
  3. リスク評価のタイミング

    • リスク評価(スキャン)の実施タイミングを適切に設定することが重要です。定期的なスキャンを行うことで、新たな脆弱性を早期に発見できます。
  4. スキャン内容と正確性

    • スキャン内容が正確であることを確認し、誤検出や過剰なアラートを防ぐために、スキャン結果を慎重に評価する必要があります。
  5. 脆弱性診断との併用

    • ASMは脆弱性診断を補完するものであり、完全に代替するものではありません。通常の脆弱性診断と併用することで、より強固なセキュリティ対策が実現できます。
  6. 専門知識の活用:

    • ASMの導入にはセキュリティに関する専門知識が必要です。必要に応じて、専門家の支援を受けることも検討しましょう。

備考

さらに詳しい情報は、「参考になる情報」にあるサイトをご確認ください。

参考になる情報

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