「DX推進スキル標準Ver.1.2」を公開-生成AIに関する補記などを追加-
掲載情報の概要
- 掲載日: 2024年7月9日
掲載趣旨
- 2023年の「DXリテラシー標準」の改訂に引き続き、今回「DX推進スキル標準」についても、生成AI関連の補記や共通スキルリスト内の学習項目例を追加・変更するなどの改訂が行われた。
- 中小企業においても、AIを活用するための知識、スキル、マインドセットを身に付けた人材を確保することは重要である。
参照元
情報のポイント
- デジタルスキル標準は、全てのビジネスパーソンが身につけるべきスキルを定義した「DXリテラシー標準」とDXを推進する人材の役割および必要なスキルを定義した「DX推進スキル標準」の2つで構成されている。
- 2023年8月に、全てのビジネスパーソンに求められるスキル・リテラシーの変化に対応するため「DXリテラシー標準」を改訂しました。
- 今回、「DX推進スキル標準」についても、生成AI関連の補記や共通スキルリスト内の学習項目例を追加・変更するなどの改訂を行った。
- 本改訂では、生成AIの特性をはじめとした以下の補記を行ったほか、共通スキルリスト内の学習項目例を追加・変更した。
- 生成AIの特性
- 生成AIを含む新技術への向き合い方・行動の起こし方
- 生成AIに対するアクション:基本的な考え方
- 生成AIに対するアクション:詳細定義
- 個人として業務において生成AIを活用する例
- (ビジネス・業務プロセスの)生成AI製品・サービスを開発、提供する際の行動例
- 補記では、生成AIを「活用する」場合と、生成AIを組み込んだ製品・サービスを「開発する、提供する」場合の観点から、必要なプロセス、留意点、行動例を紹介している。
- 特に「開発する・提供する」場合では、5つのプロセスを定義し、各プロセスにおいて「DX推進スキル標準」で定義済みの5つの人材類型(ビジネスアーキテクト、デザイナー、データサイエンティスト、ソフトウェアエンジニア、サイバーセキュリティ)における主要な行動例を示し、人材類型同士の連携と柔軟な対応が重要となることを示している。
- また、共通スキルリストでは、「データ活用」「テクノロジー」のスキルカテゴリの学習項目例として生成AI関連の文言を追加・変更している。