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セキュリティの部屋

「デジタル社会の実現に向けた重点計画|デジタル庁」が公表された

掲載情報の概要

情報のポイント

  • 中小企業においても、デジタル社会への対応は重要であり、それを実現するためには、デジタルの活用とともに、情報システムに対して効率的にセキュリティを確保するため、企画から運⽤まで⼀貫したセキュリティ対策を実施する考え⽅(セキュリティ‧バイ‧デザイン)の考え⽅を適用することが改めて重要であり、国の施策の方向性を認識のうえ、中小企業にとっても実施すべきことを検討する必要がある。

重点計画とは

**目指すべきデジタル社会への羅針盤** この計画は、目指すべきデジタル社会の実現に向けて、政府が迅速かつ重点的に実施すべき施策を明記し、各府省庁が構造改革や個別の施策に取り組み、それを世界に発信・提言する際の羅針盤となるものです。 また同時に、デジタル庁のみならず、各府省庁の取組も含め工程表などスケジュールとあわせて明らかにするものでもあります.

概要

  1. デジタルにより目指す社会と6つの姿
  2. デジタル社会の実現に向けた理念・原則
  3. 重点課題
  4. 重点課題への対応の方向性
  5. 重点課題に対応するための重点的な取組

5. 重点課題に対応するための重点的な取組

  1. デジタル共通基盤構築の強化・加速
  2. 「制度・業務・システム」の三位一体での取組
  3. デジタル行財政改革の実行
  4. デジタル・ガバメントの強化(システムの最適化)
  5. デジタル化に関わる産業全体のモダン化
  6. データを活用した課題解決と競争力強化
  7. セキュリティ
  8. 最先端技術における取組
7. セキュリティ
日本を取り巻くサイバー脅威の変化に対しては、情報システムに対して効率的にセキュリティを確保するため、企画から運用まで一貫したセキュリティ対策を実施する考え方(セキュリティ・バイ・デザイン)の考え方が改めて重要です。国民目線に立った利便性向上の徹底とサイバーセキュリティの確保、この2つの両立を図っていくため、国家安全保障戦略およびサイバーセキュリティ戦略に基づき、サイバーセキュリティの強化に努めます。
  • サイバーセキュリティ強化の取組
    レッドチームテストの実施に向けた検討など、横断的なアタックサーフェスマネジメントによる脆弱性の把握や、プロテクティブDNSによる情報収集を2024年度から新たに開始します。
    また、「政府情報システムの管理等に係るサイバーセキュリティについての基本的な方針」に基づく、政府情報システムの整備・運⽤を実施。特に、政府の共通基盤や国民・企業の認証システム等を構築・運用するデジタル庁は、総合的な運用・監視システムの構築・運用を含め、システムの強靱化および運用・監視・インシデント対応体制の整備強化を図ります。その際、セキュリティ・バイ・デザインを前提としたシステムの構築など、セキュリティ対策の強化を図るとともに、デジタル庁の専門家チームおよび情報処理推進機構(IPA)による必要な検証・監査を着実に進めます。

  • 「レッドチームテスト」とは

    • テスト対象ごとの脅威分析を踏まえたシナリオに基づき、攻撃者を模した「レッドチーム」が攻撃を実施し、テスト対象側のサイバー攻撃への対応等の実効性等を検証する、実践的な侵入テスト。
  • 「アタックサーフェスマネジメント」とは
    • 政府機関等の情報システムをインターネット上から組織横断的に常時評価し、脆弱性等の随時是正を促す取組。
  • 「プロテクティブDNS」とは
    • ドメインネームシステムを活用して悪意あるwebサイトやマルウェアなどの脅威からユーザを保護し、またそれらの脅威の使用するドメイン名やIPアドレスを蓄積する仕組み。

構成されている資料

参考になる資料

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