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セキュリティコラム 教えて所長!

所長の助手の小林です。
このページでは、僕と一緒にサイバーセキュリティの勉強ができますよ。

Episode21 偽装は続く~メールの送信元情報を安易に信じないで~

画像:小林

あれ、最近利用していないクレジットカード会社からメールがきた

画像:小林

内容は、・・・弊社カードをご利用いただきありがとうございます
お支払日とご利用金額をご確認ください

下記URLからログインし、ご利用金額をご確認ください・・・か

画像:小林

このURLからログインして、金額を確認すればいいかな

画像:冴羽

ちょっとまて、小林君!

本当にそのメールは、利用しているクレジットカード会社からなのか

不審メールは、以前から注意されていることを忘れていないか

画像:小林

でも、このメールのタイトルは、僕が利用しているクレジットカード会社の名前ですよ

メールアドレスもクレジットカード会社名のドメインが入っているから、心配ないですよ

画像:冴羽

いいかい、「送信元の表示名」や「送信元メールアドレス」は、メールソフトやメールサービスの設定で任意に変更して送信することができるんだ

画像:冴羽

例えば、 「送信元情報」の表示名を実在するクレジットカード会社や携帯電話会社にしたり、メールのドメインも実在する会社の一部を入れたりしている

画像:冴羽

簡単にいうと、送信者は、メールに偽装を行っているんだ

画像:冴羽

さらに、スマートフォンの場合は、パソコンにくらべて表示の項目が少ない場合もあり、「送信元情報」から真偽の判断をすることは、より一層難しい

画像:小林

所長が難しいなら、僕は、どうすればいいんですか

画像:冴羽

送られてきたメールの「送信元情報」から、本物か偽物かを判断することは困難だ

まずは、公式サイトや信頼できるサイトにアクセスして、メールの信憑性を確認することだ

画像:冴羽

また、不審メールの対策としては
・添付ファイルを開かない
・記載のURLからのウェブサイトにアクセスしない
・記載の電話番号に電話をしない
・返信しない
ことに注意すること

画像:小林

わかりました
まずは、公式サイトにアクセスして確認します

画像:小林

あっ、公式サイトに「不審なメールについて」と公開されている
内容が、僕のと同じだ。あやうく騙されるとこだった

画像:冴羽

ちなみに、もう忘れているかもしれないが、以前「送信元が自分のアドレスになっている場合がある」ことについて説明したが、これも差出人のメールアドレスを偽装しているぞ。

Episode20 自分のアドレスからメールが届いても慌てないで

画像:小林

そういえば、以前に説明を受けたの忘れていた(どこかで偽装について聞いた気がしたんだ・・・)

画像:冴羽

IPAからも注意喚起が出ているから、参考にしてくれ
くれぐれも不審なメールには、注意してくれよ

IPA:メールの見かけ上の送信元情報を安易に信じないで!~ 表示名やメールアドレスは偽装されているかも?~

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